海外旅行には荷物が必要ですが、あなたは何を使っていますか?
スーツケース、ハンドバッグ、リュック。
この中で最も多い質問が「リュックは危ないの?」です。
私は13カ国への旅行経験があり、旅行はいつもリュックです。
そんな私が「リュックの危険性」を検証し、その「防犯対策方法」をお伝えします。
「リュック」とは何?
![海外旅行「リュックは危ないか」解説&7つの防犯対策](https://kai-gai.com/wp-content/uploads/2023/08/2.png)
リュックの正式名称はリュックサック。荷物を入れてかつぐための袋です。
旅行、登山、軍事などその用途は広く、日常生活でもよく使われています。
リュックサックはドイツ語「Rucksack(ルックザック)」が由来。
「Rücken(リュッケン)」が背中、「Sack(ザック)」が袋を意味しています。
他の呼び名としてバックパックがあります。バックパックは英語「Backpack」が由来。
「Back(バック)」が背中を意味し「Pack(パック)」が袋を意味しています。
「リュックサック」と「バックパック」呼び名は違いますが、どちらも同じ意味合いです。
「リュック」は危なくない
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リュックで海外旅行は危ないか?
こんな質問をSNSやヤフー知恵袋でよく見かけます。
結論から言うと「危なくない」です。
私はリュック派。毎回の海外旅行でリュックを背負っています。
一度も被害を受けたことがありません。
ですが「危ないかな」と思った瞬間はあります。
私の知り合いはリュックを取られた人が実際にいますし、取られたということをネットでも見かけます。
それはスーツケース(キャリーケース)や他のバッグでも一緒。
しっかりと防犯されていなかったのではないでしょうか。
ここからはリュックの危険性を含んだ防犯対策を見ていきます。
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海外旅行での「リュック防犯対策」
リュックの危険性はいくつか考えられます。
私の海外旅行経験から、7つの対策方法をご紹介します。
①派手じゃない色を選ぶ
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リュックを購入する際、カラフル色は避けましょう。
海外旅行先での派手な荷物は目立つんです。
スリや強盗をする常習犯はいつも旅行者を見張っています。
せっかくの旅行。ウキウキ気分のピンクや晴れやかなブルーを選びたくなるのはわかります。
危険性を優先して、私としてはなるべく目立たない色をオススメしたい。
おしゃれなアースカラーはいかがでしょうか?
アースカラーとは地球にある自然物をイメージした色。インスタではアースカラーを使った投稿が人気です。
ちなみに私の好きな色は赤ですが、リュックは「グレー」です。
②脱有名ブランド
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ルイ・ヴィトンやグッチの高級リュック。国内旅行では問題ありませんが、海外ではちょっと…
海外ではブランド品の偽物が今でも大量に売られています。
犯罪者はそんなものに興味がありません。標的は旅行者の「本物」です。
私の友人はニューヨーク旅行中、よそ見をしていた間にリュックごと盗まれました。
それはブランド系リュックでした。残念です。
「ノースフェイス」など世界的に名の知れたブランド品にも要注意。
ハイブランドではなくとも十分に価値がある品物なので狙われやすいです。
犯罪者はそれが欲しくて盗むのではありません。それを売ったお金が欲しいのです。
肝に銘じておきましょう。
リュックに付いているロゴが大きく、目立ちやすいリュックも避けた方がいいですね。
③南京錠を付ける
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リュックのファスナーに南京錠やダイヤルロックを付ける。
スリに効果的です。
海外旅行でのスリ被害が多発。人混みの中でスッと開けて中身を持ち逃げされます。
海外旅行用リュックには多くのポケットがありますが、貴重品類は1箇所にまとめましょう。
そのポケットのファスナーに南京錠やダイヤルロックを付けます。
ダイソーやセリアなど百円ショップで買えるもので問題ありませんが、念のため南京錠専門「マスターロック」など頑丈な商品をおすすめします。
④切られないリュック
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世界一安全な国「日本」と違って、海外では危険が待ち構えています。
歩行中に後ろからリュックを切り付けられる。そんな話を聞いたことがありませんか?
これはSNSでよく見かけるリュックへの不安事のひとつ。
経済的貧困地域へ旅行する。こんな場合は注意が必要です。
対策方法は「防刃リュック」です。
「防刃」とは刃物による攻撃から身を守ること。「防刃リュック」は刃物で切られにくい素材を使ったリュックのことです。
不安な人は防刃リュックで海外旅行に挑みましょう。
⑤前で抱える
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前で抱える。これは基本です。私もよくやっています。
いつも前というわけではありません。
電車やバスで立ち乗りをしないといけない状況など、後ろの安全が確保できない場合のみで大丈夫です。
東南アジア、バイクに乗っている女性。リュックを前に背負っているのをよく見かけます。
後ろで何が起こっているかは意外と気づかない。
現地人であっても細心の注意を払う。それが海外です。
⑥ショルダーバッグにする
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ショルダーバッグは肩がけバッグのこと。ポシェットやサコッシュとも呼ばれます。
全部の荷物をショルダーバッグにするのは不可能ですが、貴重品類だけ入れるのは良い選択です。
財布、パスポート、スマホ。
取られてはいけない物をショルダーバッグに入れておく。
リュックは背負って、ショルダーバッグは体の前側に。
大切なものはこれで安全に確保されます。
前側にあるショルダーバッグは「よく使うスマホや財布」をサッと取り出せるのも利点です。
⑦治安の悪い国に行かない
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そもそも治安の悪い国に行ってはダメです。
あなたの大切な荷物が入ったリュック。楽しい旅行中に盗られて最悪の展開になります。
興味本位で行くのはやめましょう。
正直、治安の悪い国に私は何度か行ったことがあります。
ですがそんな国でも危険な場所には絶対行きません。リスクはちゃんと避けます。
慣れもあります。海外に慣れてくるともっと刺激が欲しくなってくるものです。
海外旅行初心者や一人旅の方はとくにご注意を。最初は安全な国からスタートするのがベストです。
実はポケットが一番危ない「私の恐怖体験」
ポケット。
実はここが一番危ないんです。私の過去体験を聞いてください。
広場のイタリア
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ある日、私はイタリアのナポリにいました。
ナポリの本格的なピザを食べたいと思って一人旅に行ったときのことです。
飛行機が着陸。ホテルのチェックインには少し早い時間だったので街を散歩することにしました。
広場に人が集まっています。行くと地面に物を置いて出品する「古物市」のようです。
周りに観光客はいません。少し見て回ることにしました。
そのときもリュックを背負っていましたが、何度も手で触って異常がないかを確認していました。
そのとき…うしろポケットが触られているのに気づきます。
見るとスマホがポケットから落ちる寸前でした。
後ろを振り返るとイタリア人おじさんと目が合います。
即座に「Don’t touch me!」と叫びましたが、男は「No! No! No!」と知らぬふりをします。
その場をすぐに立ち去りましたが、とても焦りました。
スマホを滑りにくいシリコン製カバーにしていたのが不幸中の幸いでした。
ナポリはスリが多い街。旅の始まりでその洗礼を受けました。
路上のフィリピン
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青く綺麗な海で泳いでみたい。
セブ島に行きました。レンタルバイクで島の半分を周り、クリアブルーの海はとても感動的でした。
最終日はセブ島の繁華街近くで過ごすことにしました。
お店もたくさんあり、ショッピングモールもあってショッピングや食事には困りません。
夕食の時間になり、どこか美味しそうなレストランを探していました。
華やかなショッピングモール、少し歩くと電灯のない道が多くあります。
前方に人影が見えます。子供のようです。
フィリピンはおしゃべり好きで陽気な人が多い印象です。
「どこから来たの?」「何してるの?」片言の英語で歩きながら話していました。
気づくと子供は3人いて、左右後ろに囲まれています。
すると後ろのこどもがおしりのポケットを触ってきました。
注意しましたが、今度は左右のこどもがサイドポケットに手を入れてきます。
離れるように手ではらいましたが、しつこく触ってきます。
ナイフなど出されたら危険です。走って逃げました。
3人は中学生、小学生、5歳くらい。
フィリピンも危険が多い国として知られています。
そのしつこさと連携プレーは今考えても恐ろしく感じます。
リュックが快適な理由
最後に、なぜリュックが海外旅行に向いているのか説明します。
歩きやすい
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スーツケースが便利なんじゃないの?
その通り!空港やショッピングモールのツルツルした地面ではスーツケース(キャリーケース)が一番楽です。
しかしヨーロッパなど海外の地面は意外とでこぼこ道が多く、スーツケースでの移動は疲れます。
階段やエスカレーターの段差などストレスも溜まっていきます。
その点リュックは快適です。地面に左右されずスイスイ歩くことができます。
飛行機に持ち込める
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よほど大きいリュックでない限り、飛行機に持ち込めます。
私も初期の海外旅行はスーツケースでした。しかし何回かの旅行で気付くんです。
リュックを機内へ持ち込むと、かなりの時短になることを。
①まずは荷物を預ける航空会社のカウンターに並ぶ必要があります。
海外旅行でのカウンター受付。長蛇の列ができます。
1時間待つなんてのはよくあることです。
②飛行機を降りたあと、ターンテーブルにて荷物が来るのを待ちます。
すぐ来ればいいのですが、30分以上待つことが多いです。
「ん?荷物が出てこない?」
最悪の場合、ロストバゲージといって荷物が無くなることがあります。
ロストバゲージの受付をし、ホテルへ送ってもらうための手続きが必要です。
航空会社によっては空港まで取りに行く必要がありますし、滞在中に見つからない場合は帰国後に日本まで送ってもらわないと行けない場合もあります。
これから始まる楽しい旅行も水の泡…
こんなときのために「クレジットカード付帯の手荷物遅延保険」をおすすめします。
収納がたくさんある
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リュックにはたくさんの収納があります。
見たところ、私のリュックにも7つの収納があるようです。大小のスペースで分かれています。
リュックは旅行先でもサッと荷物を出すのに便利です。
スーツケースはファスナーを全開しないといけません。道中やレストランで開けるわけにもいかないので不便です。
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